書こうと思い立ってから1ヶ月くらい経ってしまった。
おそらく11月ごろだったと思う。その季節にしてはやけに暖かい日が何日が続いた後に、急に寒くなった日があった。
とある朝、家のベランダの淵に季節はずれなアゲハチョウが留まっていた。
多分暖かい日が続いたから春だと勘違いしてしまったのかもしれない。
最初は珍しいなと思っているだけだった。そのうちどこかへ飛んでいくだろうと思っていたので、若者らしくスマホで写真なんか撮ってみて、インスタにあげる程度で。
その日が学校に行って、夜遅くに帰宅した。
帰宅するといつものように父親がコークハイを飲みながら、たぶん妹と話していた。
そういえば今朝ベランダにアゲハチョウが留まっていたよ、と話すと父親はそういえばさっきタバコを吸いにベランダに出た時にも見たと言った。
今朝留まっていたアゲハチョウがまだ夜遅くになってもそこにいるのか、とびっくりした。もしかして、硬直したまま死んでしまったのか、冬眠しているのか。
(結局丸々二日同じ場所にいたけど、少し暖かくなって日が出ていた日の朝、いなくなっていた。)
ここまで無駄に長い前置きなんだけど、書きたかったことは本当に些細なことだ。
ほろ酔いで父親が「アゲハチョウ、かわいそうだよな。家に入れてあげてもいいんだけど、どう飼ったらいいかわかんないし。でも、とりあえずそのままにしてるよ、無駄な殺生って嫌だし、虐めなかったらなんかいいことあるかもしれないしね(笑)」
的なことを言い出した。
本当はもっと長いこと話してたけど(この瓶の中に入れたら窒息しちゃうかな、とか砂糖水なら餌になるのかな、とかw)
「なんかいいことあるかもしれないしね」
って言葉がなんだか人間臭くていいなぁ、ってふと感じた、というだけの話。
こうしたらなんかいいことあるかな、とか思いながら生きるって本当人間らしくていいなって思う。
他の動物もそんな感じなのかもしれないけど、あいにく言葉がわからないからとりあえず人間の話だけするけど。
八方美人とか、偽善とか、そういう言葉もあるけど、やっぱり悪いことしなきゃ別に何したっていいよな。
「情けは人のためならず」って言葉も、元々「人に情けをかけるといつか自分にも帰ってくる」って意味だったらしいし、そんなもんだよな、人生って。
「なんかいいことあるかもなあ」って言葉いいな。
今でも思い出すとほっこりする。
あの時のアゲハチョウはどうなっちゃったのかなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿